闇金がなくならない理由は需要と供給の問題?

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規正法は無意味?違法な闇金はなくならない

1990年代からずっと、貸金業法が改正されるたびに、違法な金利と取る違法業者や無届金融業者、いわゆる闇金業者への取締りは強化されています。


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貸金業法の内容は金利が違法であれば、元金も含めて返済をしなくてよくなったり、摘発された場合の刑罰をより重くしたりしています。

ここまで締め付けられれば多くの場合、業者は撤退した、廃業していくわけですが、こと金融業界にいたっては、違法業者がいなくなるどころか、少しも数が減っていないようで、闇金業者から違法な金利で金を貸し付けられて困っている人は後を絶ちません。

闇金がなくならないのは、誰でも簡単にはじめられるから

闇金業者がなくならないのは、別に警察が怠けて摘発していないわけではありません。むしろ今では痴漢やコソ泥のように、あんまり毎日のように摘発されるので、ニュースにもならないくらい多量の闇金業者が摘発されているのです。

にも拘らず闇金業者が絶滅せず、相変わらず被害者が出ているのは、摘発されて消える以上に、新しい闇金業者が増えている
というのが原因のひとつでしょう。

闇金というのは手元にある程度の資金があれば、今すぐにでも開業できます。本来貸金業は審査が必要な登録制ですが、人に金を貸すのに特殊な設備も必要ありません。

だから「今日から金貸しはじめます!」と決心すれば、誰でも出来ちゃう仕事です。

そんな無登録営業の貸金業者こそ、まさに闇金なわけで、警察が一生懸命摘発する以上に、この業界へ新規参入するアウトローが多いため、闇金業者は滅びないのです。

闇金がなくならない最大の理由 金を貸して欲しい客が常にいるから

Mafia GuyMafia Guy / sacks08

とはいえ、闇金は開業するだけで違法行為になります。捕まれば良くて執行猶予の前科持ち、最悪の場合は実刑判決で刑務所行きです。

いくら手軽に開業できるからといって、闇金業者を始めるのは相当リスキーな行為であり、真っ当な人生を歩んでいる方が踏み込む世界ではありません。

アウトローな人たちが、リスクを承知で闇金業を始める理由はただひとつ、
“需要があって儲かるから”
ということです。

闇金業者に追い詰められて、悲惨な事件が起きるのは、たまにニュースで報道されますが、あんなモノは氷山の一角で、金に困って闇金を利用している人、あるいは利用を考えている人はゴマンと居ます。

もう金なんか要らない、今の生活で十分満足しているなんて人はあまり居ないでしょう。逆に日々何とか暮らしていても、月末や給料日前に家計のやりくりで頭を悩ましている人はいくらでもいます。

あと数万円あったら、楽になると思って悩んでいる人がいるは、すべて闇金の潜在顧客なわけです。

もしも闇金が滅びる時がくるとしたら、それは世の中からお金に困っている人がいなくなる時ですが、そんな時代はおそらく来ないのではないでしょうか?

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