悪質サービサー(債権回収業者)にご注意。違法な取立て業者を見抜く方法

debt servicing company

ある日身に覚えのない会社から督促状が届く?違法サービサーとは

サービサーとは「債権回収会社」のことで、滞った債権を回収する会社のことです。

サービサーは法務省に営業許可を受けた会社しか営業できません。

ところが最近はサービサーの名を騙り、債権回収を強引に行う違法サービサーが暗躍しており、その違法な取立てが問題になっています。


上手に生きるためのライフスタイルのfacebookページではお金に関する情報だけでなく、遺産相続、夫婦生活の問題、交通事故関連のニュースなど様々なコラムを更新しています。 よろしければFacebookページのフォローをお願いします。

ある日、見たことも聞いたこともない会社から、債権に関する督促状が届きます。

新手の振り込め詐欺かと思う方もいるかもしれませんが、キャッシングやローンの支払いが滞っている方の場合は、そうではない可能性があります。

滞った債権を回収するサービサーとはどんな会社か?

バブル崩壊後、日本国内では借金の焦げ付き、いわゆる「不良債権」というモノが山ほど増えました。

また安易に金の借り入れが出来るサラ金が多くの多重債務者を生み出しました。

こうした時代背景の中で、債権回収をするのは貸した会社の人間か、委託を受けた弁護士だけだったのですが、それでは人手が足りなくなるくらい、日本国内では不良債権が溢れていたわけです。

やがてそうした不良債権を債権者から買い取って、債権を回収する専門の会社が登場しました。

その会社が債権回収会社であり、業界では「サービサー」と呼ばれています。

サービサーを経営するには法務省の許可が必要!

サービサーの業務内容は、債務者から債務を回収することですが、ただ督促状を送るだけでは回収は間々なりません。

時には債務者の銀行口座を差し押さえたり、場合によっては訴訟に踏み切るなど、法的措置をとる必要もあるわけです。

そうした回収行動の中には弁護士しか出来ないモノもあるわけで、サービサーという仕事は誰でも出来る仕事ではありません。

さらには、サラ金が蔓延していた頃から、債務者に対する恐喝や嫌がらせなどの違法な取立てが社会問題化していたこともあり、サービサーを仕事として行う会社は、法務省から営業許可をもらい、登録することが義務づけられました。

ですからまっとうなサービサーはコンプライアンスを厳守しており、闇金みたいな無茶な取立てはしません。

サービサーを騙る違法な取立て屋が実在する

ところが最近、取立て屋がサービサーの名を騙り、債務者から金を取り立てる事件が発生しました。

取立て屋というのは結構昔から暗躍しており、街金や闇金からコゲついた債権を二束三文で買い取り、その債権を盾に債務者から違法な取り立てをする連中になります。

そんな取立て屋が、最近はサービサーの振りをして債務者から無理やり金を回収していることが発覚したわけです。

まぁ、サービサーが現れるような人は、少なくてもキャッシングやローンを焦げつかせている自覚がある人でしょう。

ですから借金の取立てに現れたのが正規のサービサーなのか、非合法な取立て屋なのか判断が出来ないわけです。

サービサーか?取り立て屋か?見抜く方法はあるか

サービサーか取立て屋なのか、それを一般人が見抜くのは、実はそれほど難しくはありません。

法務省のHPには、営業許可を出した全国のサービサーが一覧表で公開されています。

そうしたサービサーと同じ名前を使って回収に現れる悪質な回収屋も実在するようです。

しかし法務省で公開されているサービサーの一覧表は、本社住所や社長の名前、そして電話番号も明記されています。

サービサーを騙る取立て屋は、そこまでは真似出来ませんので、身に覚えのないサービサーから連絡が来たら、まず本物かどうかを法務省のHPで確認してみましょう。

Top