専業主婦と言うことは、定収入が無いという事になりますので、お一人の力だけでは任意整理は難しくなります。
任意整理の手続きは、債務を減額して残債を3年程で返済していくという債務整理の手続きです。
過払い金請求をして、それでも残債が残った場合には、その残債を毎月返済していかなくてはなりません。
任意整理は、債権者を選んで借金減額交渉ができるメリットがあります。しかし、個人再生などと比べて債務の減額幅は大きくない債務整理の手続きです。
そのため、残債の返済ができるかが重要になります。任意整理の手続きをおこなうには定収入がある事が前提になります。
つまり、専業主婦が家族に内緒で単独で任意整理をおこなうのは難しいというのが結論になります。
但し、家族（夫、親）が返済のための援助をおこなってくれる事が前提であれば可能になります。
その場合には、当然の事ながら夫に対して借金の経緯から、現在までの債務状況を説明のうえ協力して貰う事が必要になります。
どうしても、夫や親には知られたくないという場合には、家計の中からやり繰りして返済する道を選ぶしかありません。
あるいは、任意整理は諦めて自己破産という選択肢を選ぶ事になります。破産なら返済能力が無くても手続きは可能です。
いずれにしても、消費者金融やクレジット会社からの借金がそのほとんどであれば、過払い金請求ができる可能性があります。
消費者金融などから長期間借入れをおこなっていた場合には、多額の過払い金が返還されて、借金が大幅に減額できる場合があります。あるいは借金がチャラになったり、全ての債務返済をおこなった後に過払い金が戻って来る可能性もあります。
まずは、専門家に借金診断をして貰い、最も適した債務整理の方法を選びましょう。