過払い金の返還請求に関する“レイク情報”
従来のレイクブランドは2011年9月30日の時点で終了しています。現在は「新生銀行カードローン レイク」として営業を開始。キャッシングやカードローンなど主な事業内容は以前と変わっていませんが、年利については大幅に削減されました。
2007年以降、それまで29.2%で設定されていた年利の上限を18%まで引き下げています。レイクとしての営業は終了していますが、過払い金を取り戻すことは可能です。2007年以前にレイクから借入れた方は過払い金が発生している可能性が非常に高いと思われます。
過心当たりのある方はレイクに取引履歴を請求して、利息を引き直し計算すれば過払い金の目安をチェックすることが可能です。請求権が消滅してしまう前に早い段階で過払い金請求の手続きを開始しましょう。
Check 1 取引経過の開示請求に関するレイクの対応
手続きにはレイク専用の申請書と本人確認書類が必要となります。専用の申請書類はレイクの窓口に問い合わせれば取得可能です。申請書に必要事項を記入して、免許証のコピーなど本人確認書類と一緒に提出すれば取引履歴が開示されます。
しかし、1993年9月以前の取引履歴に関しては処分したため開示が不可となるケースもあるようです。要するに、その期間の取引履歴については「無い」と主張して開示しないということ。それ以外の取引履歴であれば請求から到着までは約1ヶ月前後で完了します。
Check 2 過払い金の返還請求に関するレイクの対応
レイクの特徴は“契約者本人の請求であっても返金に応じる可能性が高い”ということです。ですが、それなりに和解の条件も優しくありません。
よほど大幅な過払い金の減額でなければスムーズに和解が成立することはないでしょう。もし交渉が成立しなければ訴訟で解決することになります。
Check 3 過払い金の返還訴訟に関するレイクの対応
裁判所の判定が出される前に交渉で和解を求めてくるケースが多いようです。過払い金の金額が多ければ元金の8割ほど、または過払い金が元金の額を下回っていれば請求額に対して7割など、なるべく払い出す金額をおさえて和解成立を要求してくる傾向があります。
よって、和解における交渉技術が最大のポイントになることは間違いありません。振込日(返金)までの利息も加算して返金した事例も確認されていて、できるだけ多くの過払い金を回収したいのであれば交渉力を強化する必要があります。
Check 4 総合的に見たレイクの対応
取引期間が短い契約者には良心的な消費者金融ですが、取引期間が長い契約者にとっては面倒な相手です。過払い金の返還請求が1993年以降に該当している場合、訴訟は長引きます。といっても、基本的には対応の良い消費者金融です。和解後の返金(入金)も1ヶ月ほどで完了します。
総合的に結論を出すと、レイクの場合は少ない回収で和解を成立させ納得するか、できるだけ多くの過払い金を訴訟で取り戻すか、そのどちらか二択です。いずれにせよ、交渉が不可欠となります。
優れた交渉技術と確実な処理を求めるのであれば、弁護士や司法書士のノウハウや経験が結果を左右することは言うまでもありません。訴訟中の和解交渉においても弁護士や司法書士の介入は最善の選択といえるでしょう。
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